イルミネーション点灯式

今週の水曜日 17日の夕方、武蔵小杉駅前のこすぎコアパークでは、「KOSUGI TWILIGHT ILLUMINATION」の点灯式に向けた準備が、静かに、でも着々と進んでいました。

こちらのイベントは、以前も同じくこすぎコアパークで開催されていました。その際は背の高いキリンのオブジェが登場していましたが、今回はトナカイが登場するということで、ポスターにもその姿が描かれていました。
今年はまずこすぎコアパークをシャンパンゴールドのイルミネーションで装飾し、来年以降は周辺の商業施設や広場にもシャンパンゴールドのイルミネーションを灯す予定とのこと。

会場に着いたのは、16時40分ごろ。まだ空に明るさが残る時間帯でした。ライトの角度や装飾の位置でしょうか、スタッフの方たちが忙しそうに最終調整されていました。

この時間帯は、まだ人も少なめ。その分、トナカイの装飾を間近でじっくり見ることができます。
植物や枝、葉のような素材が組み合わされたボタニカルなデザイン。横から見てみると、大きなトナカイのそばに、小さな子どものトナカイも寄り添うように配置されています。かわいい♡

トナカイの近くに設置されているカラフルなごみ箱が少し気になる…
イルミネーションの展示としては少し意外で、正直なところ「なぜここに?」と思ったのが最初の印象でしたが、その疑問はこのあと、点灯式の中で答え合わせされることになります。

17時になり、いよいよ式典がスタートしました。
MCは川崎市ご出身のシンガーソングライター、橋本聖子さん。壇上には主催・協力団体の関係者や地域に関わる方々が登壇され、ご挨拶がありました。さまざまな立場の方が一堂に会していたことからも、このイルミネーションが、多くの人の協力によって成り立っていることが伝わってきます。

式典の様子と点灯の瞬間は、動画でご紹介します。
カウントダウンとともにトナカイが光をまとい、会場の空気が一段階、冬の夜へと切り替わりました。

式典の中で紹介されていたのが、件のごみ箱が、専修大学の学生さんたちとコラボして製作されたもので、以前行われたイベントの会場で、参加したお子さんたちが絵を描いて生まれたものだということ。
子どもたちの絵の力で美化意識を高めようという実証的な取り組み(社会実験)の一環なのだそうです。
点灯前に見たときは「カラフルなごみ箱」だったものが、背景を知ったことで、このイルミネーション全体の意味合いが少し変わって見えます。

式典が終わり、あたりがすっかり暗くなったあと、改めてトナカイの近くへ。
夕方に見たボタニカルな装飾は、光が入ることで立体感が際立ち、影や質感がより豊かに浮かび上がっています。
離れて見ると街の風景に溶け込み、近づくと細部まで楽しめる。そんな二つの表情を持ったイルミネーションでした。

イルミネーションの開催期間は、2025年12月17日(水)〜2026年1月17日(土)までだそうです。
仕事帰りにふらっと立ち寄ったり、少し遠回りして眺めてみたり。そんな日常の延長線で楽しめるのが、こすぎコアパークのイルミネーションの良さかと思います。
この冬、武蔵小杉を歩く楽しみがまたひとつ増えました。

私が武蔵小杉に移り住んで、間もなく17年。
この街で暮らし、働く中で、こうした季節の風景に出会えることを、これからも大切にしていきたいと思います。

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