少し前の話になりますが、9月11日、首都圏を記録的な集中豪雨が襲いました。
武蔵小杉や自由が丘など多摩川流域のエリアでは、短時間で道路が冠水し、電車の運休や停電、住宅や商業施設の浸水被害が相次ぎました。


武蔵小杉駅周辺の道路は雨水に飲み込まれ、低地にある道路や地下は次々と冠水。自由が丘や田園調布などでも同じように道路が浸水し、商店街の営業も一部ストップするなど、市民生活に大きな影響が出たそうです。
私は当日、会社で事務作業をしていて、突然の激しい雨にびっくりしたのですが、冠水が発生していることに全く気がついていませんでした。夕方、会社を出る時に初めて、オフィスムの前や大西学園の前の通りに水が溢れていたことを知り、これでもだいぶ引いてきた状態だということを、通りすがりの方から伺ってびっくりしました。


愛車も冠水
そして帰宅後、別件で家族の携帯に電話を掛けると、驚きの事実が判明しました。
雨が降り出す前に車で出かけたかと思っていたのですが、出発が遅れて豪雨に巻き込まれ、我が家の愛車が中原消防署前の交差点で冠水した水に飲み込まれてしまったとのこと。気がついたときにはドアの下まで水が入り、エンジンは全くかからない状態になってしまったため、後から駆けつけた警察官の方が押してくださって、安全な道まで移動できたそうです。
JAFに救援を依頼したのですが、同様の依頼が殺到していて、ようやく工場へ運んでもらえたのは6時間後でした。

翌日、車が運び込まれた工場に様子を見に行くと、同様に水没した車が何十台も並んでいました。
工場の方の話では「今日だけで信じられない台数が入ってきています」とのこと。
診断の結果、エンジンは完全に壊れていて修理は不可能。結果的に、長年乗ってきた愛車は廃車せざるを得ませんでした。

集中豪雨のリスク
武蔵小杉での冠水を経験するのは、2019年の台風19号以来、今回が2度目となりますが、災害は本当に身近にあり、いつ自分の生活を直撃するかわからないということを改めて痛感しました。
今後さらに異常気象が増える中、駐車場の立地や車両保険など、日頃からの備えが必要だと痛感します。
愛車を失ったのは辛い出来事でしたが、この体験を忘れず、これからは備えを大切にしていきたいと思います。