ブラシの木

昨年のちょうど今頃、車で府中街道の平間駅近辺を走っていた際、目を引く鮮やかな赤い花が道に咲いていました。信号待ちのタイミングだったので、助手席の窓から携帯電話をかざして、Googleレンズで調べてみたら、その木の名前はなんと「ブラシの木」。
変わった名前だなあと思っていたのですが、その後、会社の近くで同じ赤い花を発見しました。

近づいて観察してみると、まるで瓶を洗うボトルブラシのような花の形!
本当にそのままのネーミングだったのです。

ネットで調べてみると、ブラシの木はオーストラリア原産の植物で、学名は「カリステモン」(ギリシャ語で「美しい雄しべ」)。実は一つ一つの花はとても小さく、長く突き出た雄しべが密集して花のブラシ状の形を作っているのだそうです。
乾燥に強く比較的育てやすい植物なので、日本では庭木や街路樹として親しまれていて、5月から6月頃に真っ赤な花を咲かせるとのこと。

今年も当社のお隣のパークシティ武蔵小杉ザガーデンでは、イーストとウェストそれぞれ1本ずつ、立派なブラシの木が花をつけました。強風に揺れるブラシたちの様子はこちら。

身近にある植物に目を向けてみると、いつもの景色がちょっとだけ違って見えます。
もし皆さんの近所にもブラシの木が咲いていたら、足を止めて見上げてみてください。その少しユーモラスな姿に心が和むかと思います。

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